当ブログをご覧いただきありがとうございます。管理人のタンジェリンです。
今回は、2021年シマノから発売の「アルテグラ」を分解していきます。
また、別の記事でアルテグラに一手間加えていきたいと思います。
当記事は、以下の人におすすめの内容となっています。
- アルテグラの内部がどうなっているのか気になる。
- アルテグラのどこにベアリングがついかでそうか。
- ベアリング追加以外にできるカスタムを知りたい。
私がアルテグラを分解した際に感じた「注意する点」等もご紹介します。それでは早速本題に参りましょう。
アルテグラC3000XGを分解していく。。
ドラグノブを外すと簡単にスプールが外れます。アルテグラのスプールにはベアリングがありません。
そもそもベアリングを追加できる機構ではないです。
アルテグラには、上位機種にある※リジットサポートドラグは搭載されていません。
※リジットサポートドラグは、「メインシャフトをベアリング2つで支える構造」で、
ドラグの滑り出しがスムーズです。上位機種のステラ、ヴァンキッシュ、ツインパワーに搭載されています。
ストラディックやヴァンフォードには非搭載です。
樹脂製のブッシュ(白いやつ)を手でぶっこぬきます。
ツインパワー以上の機種には、ブッシュ部分にベアリングが追加されています。
23、19ストラディックには、メインシャフトのブッシュ部分にベアリングがありません。
アルテグラのメインシャフト部分にベアリング追加したい場合は、上位機種のメインシャフトに交換する必要があります。 ※
リテーナーのネジ2箇所をプラスドライバーで外します。
ローターベアリングシール(赤色)を外します。ローターベアリングシールは防水の為です。
ローターツバがはずせます。
ローターナット部分にベアリングは見られません。
ヴァンフォード、ストラディック以上の機種には、ローターナット部分にベアリングが追加できます。
レンチ(12番)を使い、ローターナットを外します。
ローターナットが外れると、ようやくローター部分がはずせます。
ローターカラー(凹凸形状のアルミ製素材)が見えます。
「Xプロテクト」と呼ばれるシマノ独自技術で、防水機能が向上しています。ラビリンス構造により、ギヤボックス内への淡水、海水の進入を防いでくれています。
図の3ヵ所のネジをはずし、ローラークラッチをはずします。
※ローラークラッチをはずす時は注意が必要です。
バネと金属の玉が飛び出して、もとに戻すのに一苦労でした。
3ヵ所のネジをはずしたら、逆さにして、ローラークラッチを慎重にはずしましょう。
逆さにした際、「ローラークラッチインナー」が、「ストッ」と落ちてくるので、手を下に添えておきましょう。
ローラークラッチのネジ(3つ)はなまりやすいので注意。予備を購入しておいてもいいかも(¥165で購入可)。
タッピングネジをトルクス(6番)で回し、カバーをはずします。
とにかく、ここのタッピングネジがなまりやすい!頻繁に分解するようであれば、予備を購入しておいたほうがよさそう。
ボディーのネジはずしていきます。※全部で4箇所(+ドライバー:3ヶ所、トルクス:1箇所)。
ネジのあった場所が分からなくなるので、うまく管理した方がいいです。
ボディーが開きます。
べちゃべちゃにグリスをぬりすぎました。
ピニオンギヤを止めている、パーツ(図のネジ3ヵ所)を外します。
ピニオンギヤが外れるようになりました。
ピニオンぎやといっしょに大きめのベアリングが現れました。
摺動子ガイドを外すため、下図のネジを外していきます。
外すとこんな感じです。※ちなみに私は摺動子ガイド上下にベアリングを追加しました(次回解説)。
摺動子ガイドが外れ、ウォームシャフトが外せるようになりました。
メインシャフトとギヤをはずして、ギヤボックス内から外せる部品がほぼなくなりました。
分解する際に注意したいこと。
※なまりやすいネジがある。
アルテグラのパーツで、No.49とNo.74の「固定ボルト」は、特にダメになりやすいです。
※アルテグラの展開図をご参照下さい。
各¥165程度なので、予め購入しておくのがおすすめです。
※ネジは紛失しやすい。
パーツは100均のケースに入れて、管理する方法がおすすめです。
※ボディのネジ穴4箇所が分からなくなる。。。
リールボディにネジを取り付ける際、ネジの大きさと種類が似ていて、分からなくなりました。
どこにどのネジがあったのか覚えておくのがおすすめです。
※ローラークラッチの取り付け、取り外しには注意する。
ローラークラッチが最も厄介。
バラバラになると、戻すのがほんと面倒です。
ローラークラッチがちゃんとハマらないと、リールハンドルが、逆回転してあせります。。。。
※パーツの納品まで時間がかかる!?
パーツを購入してから、納品されるまで、およそ1カ月かかります。
この点は、注意が必要です。
また、次にご紹介するサイトから、パーツ購入が可能ですが、
購入金額が5000円以上でないと、送料無料にならない点にも注意が必要です。
パーツの購入方法
各メーカー(シマノ、ダイワ、アブガルシアetc.)のパーツは、以下のURL(ヘッジホッグスタジオ)から、購入可能です。
※支払い方法は「PayPay」、「AmazonPay」その他いろいろと、選択できます。
「ヘッジホッグスタジオ」HPの検索欄に、パーツを追加したいリール(番手も含む)を入力して、検索します。
まとめ
スピニングリールを分解してみて、良かったことを以下にまとめてみました。
- スピニングリールの構造がよく理解できた。
- 自分でメンテナンスする際の自信になった。
- 釣りをより深くたのしめそう。
- 話のネタになる。
スピニングリールは、自分で改造できる部分が多くて、楽しいです。
実釣以外で、楽しむ方法としてもおすすめですので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。